中国切手のドン「赤猿」(T46)
投稿日: 更新日:2018年4月20日
中国切手は、有名なコレクターアイテム。
中国や日本のみならず、世界中に収集家が存在します。
非常に高値で取引される為、切手愛好家の中だけでなく、投機を目的として収集する方もいらっしゃるとか。
本日は、高額切手界のドンといっても過言ではない、「赤猿(T46)」をご紹介します。
「赤猿」は別名「子ザル」とも呼ばれる有名切手。
発行年数は1980年。発売当初から高値が付いています。
年賀切手「赤猿」T46
(引用:切手鑑定・買取専門福ちゃん) 赤猿は実は、中国最初の年賀切手。 猿がデザインされているのは、当時の干支であったからとの理由です。 発行数も少なかったため、瞬く間にプレミアの称号を獲得しました。 赤猿が1シート揃ったものは、なんと800万以上で取引されることもあるそう。 どうして赤猿が中国切手の中でも流通量が少なくプレミアなのかと言うと、 当時その美しさに沢山の人が驚いたから。 金粉がまぶされた革新的なデザインで、毛並も一本一本がわかるほどに詳細に描かれています。 ですのでその美しさ故に郵送中に剥がされ、盗まれてしまうという噂が出回り、あまり流通されなかったという背景があります。 見返り美人と少し似たエピソードですね。 やはり美しい切手は、人を魅了するのでしょうか。 今までの切手は建物や人物などが多く、動物モチーフは珍しかったようで、そこでも話題を呼びました。 それに加えて、十二支の発祥地でもある中国。 干支の国から始めての年賀切手が発売…そのニュースは世界中を駆け巡り、在庫不足に陥ったようですよ。 赤猿には実は「極上品」というものが存在します。 極上品の場合は、猿の顔が金色をしているのだとか。 これはヤケが少ないことを意味し、保存状態が非常に良かったという証。 こちらの「赤猿」が有名になったきっかけは、赤猿の発行当時、 中国の郵便局員が切手販売ノルマの達成の為にと大量購入させられました。 それから30年程経ったとき、何と1億2500万円ほどの高値で売れたのだそう。 今まで普通の生活を送っていたこちらの男性、瞬く間に大金持ちになりました。 この出来事が中国全土で大ニュースとなり、今や赤猿は誰もが知る切手となりました。 中国ではこちらの赤猿、金銭価値だけでなく縁起物としても人気があるのだとか。 所持するだけでなく、見るだけでもご利益があるのだとか。 他に中国切手の動物モチーフで有名なのは、「オオパンダ」などがありますね。 どの切手も、いかにも中国、といった異国情緒溢れる素敵な絵柄ですよね。参考サイト
- http://www.roland-ferrandi.com/chinese-stamp.html
- http://www.ntv.co.jp/gyoten/oa/110914/01.html