プレミア価格!大正の記念切手「郵便創始50年記念」
投稿日: 更新日:2018年4月20日
大正の記念切手「郵便創始50年記念」
本日は、プレミア価格で取引される切手「郵便創始50年記念」切手をご紹介します!
(引用:切手専門店マルメイト「1921年 郵便創始50年」)
こちらは大正10年の4月20日発行の記念切手で、額面ごとに4種類に分けられています。
1と1/2銭切手・3銭切手・4銭切手・10銭切手の4種類です。
大正時代の切手の額面はこの4種で分けられていることが多いですね。
(引用:切手専門店マルメイト「郵便創始50年 1.5銭切手」)
郵便創始50年記念の図柄は2つにわけられ、1.5銭切手と4銭切手は郵便旗と竜文切手、そして3銭切手と10銭切手の図柄は逓信省建物となっています。
印刷方式も分けられ、郵便旗は凸版印刷、逓信省建物は凹版印刷となります。
(引用:切手専門店マルメイト「郵便創始50年 10銭切手」)
当時の技術ではどの切手もウェルセンターとすることは非常に難しく、切手の図柄と余白のバランスが偏ったものが多いです。
そのためバランスの良いウェルセンターの切手は、重宝される傾向にありますね。
郵便創始50年記念4種の中で、価値の高い切手はどれ?
1.5銭切手と3銭切手は発行数が多くプレミアが付きにくいのですが、発行数の少ない高額面の切手、4銭と10銭の切手は発行数が少なく、プレミア価値がついています。
4銭切手の発行数は24万枚、そして10銭切手の発行枚数は10万枚しかありません。
そのため評価額も跳ね上がり、4銭切手には未使用美品で9500円、そして使用済みにも8000円の評価額がつけられています。
10銭切手であれば更に希少なため、評価額は未使用で56000円、消印の押された使用済みでも37000円の評価額となっています。
ちなみにこちらも初日カバー(FDC)の切手であれば希少価値は更に上がります。