普通切手

琉球切手(沖縄切手)とは?

投稿日:   更新日:2018年4月20日

本日は琉球切手、または沖縄切手と呼ばれる切手をご紹介します!
琉球切手は今でも琉球切手はコレクターアイテムとしても人気が高く、認知度の高い切手シリーズとなります。


琉球切手・沖縄切手とは・・・


ryukyuu (引用:楽天市場「琉球切手」)

琉球切手とは、1945年からアメリカ軍による占領下にあった沖縄で発行された切手。
アメリカの支配下にあったので、それまでの日本の切手が使用できなくなってしまったのです。
沖縄の本土復帰により琉球切手は廃止されましたが、それまでに数々の琉球切手が発行されていました。
その中には普通切手をはじめ、記念切手や航空切手などもありました。
発行された琉球切手は、合計259種類。
内訳としては普通切手と記念切手を合わせて228種、航空切手が30種、速達切手が1種となっています。

琉球切手の額面には、日本円で表記されているものとドルで表記されているものの2種類があります。
ドルで表記されている琉球切手は、1958年以降に発行されたもの。
以前は円表記だったようですが、1958年を境に表記額面が変更されました。

1971年頃から、沖縄の本土復帰により琉球切手は姿を消すとの噂が実しやかに囁かれ、
投機目的で琉球切手を買い求める人が増加しました。
しかし1973年頃から価値は暴落、投機目的で多数購入した人は損失を抱えてしまいました。
現在は正常な価格で買取・取引されていますが、その時代に琉球切手が郵便で使用されたのは極僅か。
そのため一部の琉球切手は使用済みの方が希少価値が高く、高値で取引される傾向にあります。


ryukyu (引用:ヤフオク「琉球切手 守礼門復元」)

日本は1970年頃、切手ブームに沸きました。
その中で投機の対象として持ち上がったのが、琉球切手だったのです。
その中でも1958年発行の記念切手「守礼門復元」は大人気となり、
1973年には本土からも切手コレクターや業者が購入するために、沖縄まで足を運ぶほどの人気切手となりました。
この記念切手「守礼門復元」は、沖縄が返還されると入手しづらい切手と言われ、
なんと元の額面の3倍ほどの価格がつくという高騰ぶり。


琉球切手と沖縄切手

広義の意味での琉球切手・沖縄切手は上記の意味になりますが、より細かく分けようと思うと以下のように分かれます。
沖縄切手 … 1945年~1953年6月の期間、アメリカの統治下の元に発行された切手。
琉球切手 … 1953年7月~1972年5月14日の期間、琉球政府の郵政局の元に発行された切手。


高値で買取される琉球切手


現在は切手収集を楽しむ人が減り、切手の需要は激減しています。
高値で買取される琉球切手としては使用済みの消印付のもの、
あとは初期のB円の頃の切手にプレミアがついており、高値で買取されています。
不発行になってしまい流通量が極めて少ない「マリュウドの滝」切手にも高い買取価格がつきますね。

そして琉球切手の買取時の注意点ですが、ドル表記の琉球切手は外国切手として取り扱われ、買取対象外となってしまう切手買取店もあるようです。
お手持ちの琉球切手が買取対象となっているか、買取を依頼する際には事前に確認しておく必要がありますね。



琉球切手「沖縄 第1次普通切手」

syohan (引用:切手専門店マルメイト 沖縄切手「沖縄 第1次普通切手」)

こちらの沖縄 第1次普通切手は、初版と再版に分かれており、
初版であれば高い価格で買取される、プレミア切手となります。
違いとしては初版は紙の色が灰色がかっており、再版は白い紙になっています。
目打ちの細かさにも少々差が見られ、バラツキのある印象になっているのがわかります。
初版は抜けが悪いような感じで、再版では目打ちがクッキリと抜けていますよね。

初版の沖縄 第1次普通切手の発行は、1948年。
再版は1949年の発行です。


琉球切手「第一次普通切手」の買取価格、初版と再版では?


こちらの第一次普通切手の価格は、切手専門店マルメイトさんでは
初版が7種揃いであれば、美品で7万円、少し状態が悪い切手では56000円の高値で販売されています。
しかし再版の7種揃いは、美品でも2500円と価格がかなり違ってしまいます。
なので第一次普通切手の買取を考えている方は、お手持ちのものが初版のものか再版品なのか確認しておくと良いでしょう。

切手コレクターの方は年々減少しており、それに伴い切手の相場も下がってきています。
しかし流通量が少なく希少価値の高いプレミア切手は、以前より少し下がってはしまったものの殆ど変らない高値にて買取されるものもあります。
琉球切手のプレミア品の買取をお考えの方は、切手の相場が下がりきってしまわないうちに買取してもらうことをオススメします!


参考サイト




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