普通切手にプレミア?!まりも切手の価値は?
投稿日: 更新日:2018年4月20日
どうして普通切手のまりも切手にプレミアが?
まりも切手の発行は、昭和30年代ごろから50年代にかけて。
普通切手として発行されましたが、一般にはあまり使用されない切手となっています。
実は55円というのは航空便に使用される額面で、日常ではそう多量に使用する価格の切手ではありませんでした。
加えて5年間の短期間しか使用されなかった普通切手のため、プレミアがつき希少価値が高くなっています。
簡単!価値あるまりも切手の見分け方
(引用:Buyeeオークション「まりも切手 新旧」)
まりも切手の価値の見分け方は、右下の印刷。
右下に”NIPPON”と印刷されていないものは古いまりも切手となり、価値が高騰しています。
印刷されているまりも切手は発行年が新しいものですので、希少価値はそう高くはありません。
どうしてNIPPONの刻印が入るようになったのかというと、万国郵便連合で新たな規約が定められたため。
1966年より後に発行される日本切手には全て国名が印刷されることとなり、発行されていた切手にも順を追ってNIPPONの刻印が入るようになります。
その為1969年発行となった新しいまりも切手には、NIPPONの印刷が入っています。
昭和の普通切手の中にもプレミア価値が紛れています
古いまりも切手は、昭和31年の発行。額面は55円で、印刷方式はグラビア多色印刷。新しいまりも切手は、昭和44年の発行となります。
新・旧まりも切手の違いは、NIPPONの印だけでなく印刷方式にも見ることができます。
新まりも切手、旧まりも切手と共にグラビア印刷が採用されていますが、使用カラーやスクリーンの角度に違いが見られます。
旧まりも切手のグラビア印刷スクリーンの角度は、実は発行年により数種類存在しているのです。
1952年から1959年にかけて発行された昭和の切手の中には、普通切手であってもプレミア付の、希少価値の高い切手がいくつも存在します。
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