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中国切手「毛主席 詩詞(文7)」切手

投稿日:   更新日:2018年4月20日

中国切手「毛主席 詩詞(文7)」

本日は、高額で取引される中国切手「毛主席 詩詞(文7)」切手をご紹介します。

毛沢東 (引用:切手鑑定・買取専門福ちゃん「高額切手紹介「毛主席〈詩詞〉(文7)」)

第一セット~第三セットまでが発行されており、3種完となります。
発行部数はそれぞれが1000万枚、発行年は1967年となります。
文化大革命時代に発行された切手で、別名「文革切手」と呼ばれる希少価値の高い切手です。

こちらの「中国切手「毛主席 詩詞(文7)」切手は全14種類存在し、
2~14種類は毛沢東直筆の詩詞が採用されており、一枚目には詩詞を書く毛沢東の姿が掲載されています。

毛沢東は政治家のイメージが根強くありますが、実は書道家としても活躍しています。
2009年の6月に「毛沢書法」を設立し、現在は毛沢東の弟の孫が就任されています。
力強い筆跡で、まさに革命家といった感じですよね。


中国切手「毛主席 詩詞」第一セット

moutkautou1 (引用:Yahoo!オークション「毛主席 詩詞」第一セット)

こちらの中国切手「毛主席 詩詞」第一セットは、
1929年10月に書かれた「采桑子・重陽」、1961年9月に書かれた「李進同志に」、
そして詩歌を書いている毛沢東の姿、「書斎での毛主席」の3種類が発行されました。
発行年が1967年、発行部数がそれぞれ1000万枚となります。
中国切手「毛主席 詩詞」は、のちの第二セット・第三セットと合わせて14種類が全て揃っていれば、高い値段がつく中国切手です。

「毛主席 詩詞」の内容

1枚目の「采桑子・重陽」は、
采桑子が44字で書く詞牌の書法を指し、重陽とは旧暦の9月9日のこと。
陽の数字のうち最大値である9が重なることから、こう呼ばれているようです。
遠い地にいる、または遥か届かないところへいる友人や家族を思い偲んでいる内容となっています。

2枚目の「李進同志に」は、毛沢東の後妻、江青へ向けて書かれた詩詞。
毛沢東の革命が倒れる寸前、夕暮れの中に聳える松を背景とし書いたものです。


中国切手「毛主席 詩詞(文7)」第二セット

moutakutou (引用:Yahoo!オークション「中国切手 毛主席」)

中国切手「毛主席 詩詞(文7)」第二セットは
「人民解放軍」「清平楽・会昌」そして「沁園春・長沙」の3枚で構成されています。
それぞれが1000万枚ずつ発行されましたが、
三枚目の「沁園春・長沙」だけは700万枚の発行となります。

文化大革命の時代、毛沢東の姿を描いた切手が数多く発行されました。
通称【文革切手】と呼ばれ、流通量が少ないためプレミア価格で取引される切手です。

こちらの中国切手「毛主席 詩詞(文7)」は、14種完の切手で
全て揃った状態であればかなり高額の切手となります。

「毛主席 詩詞」第二セットの内容

一枚目の人民解放軍は1949年4月の詩詞。
内戦で中国側の敗北が決定的になったときに書かれたもので、
もし天に心があったとすれば、私達の勝利を喜び世に変化をもたらしたであろうといった内容が書かれています。

二枚目の清平楽・会昌は、
東の空が明るくなり夜明けが訪れる頃、朝早くに出発し草木が生い茂る山々を進む姿を詞詩にしたもので、
毛沢東率いる紅軍が包囲され、その地を離れる前夜に書いたもの。
1934年の夏の詞詩です。

三枚目の沁園春・長沙は1925年に書かれたもの。
改革の動きが大きかった頃、毛沢東が一人で川辺に立ち、せせらぎや鷹が大空に羽ばたく姿を見て
この世に生きるものは全て自由を目指し、競っていると感じた姿を書いた詩詞です。

毛沢東は詩人としても有名な人。
詞(ツー)という詩の一種を特に好んで書いたようです。


中国切手「毛主席 詩詞(文7)」第三セット

moutakutou3 (引用:Buyeeオークション「中国切手 毛主席 切手 詩詞 文7 第3セット 8種」)

中国切手「毛主席 詩詞(文7)」第三セットは、第一・第二セットと違い、なんと8種完。
第一セットと第二セットが3種完でしたので、かなり多い印象を受けますね。


第三セットは

  • 「清平楽・六盤山」
  • 「七律・長征」
  • 「憶秦娥・婁山関」
  • 「沁園春・雪」
  • 「水調歌頭・遊泳」
  • 「浪淘沙・北戴河」
  • 「菩薩蛮・黄鶴楼」
  • 「郭沫若に和す」

の8つで構成されています。
それぞれが1000万枚ずつの発行ですが、最後の「郭沫若に和す」だけは700万枚の発行となります。

この8種完の第三セット、そして3種完の第一・第二セット合わせて14種類が全て揃っていると
未使用・使用済み問わずかなり高額な価格で取引されます。

中国切手バブルの崩壊、そして切手収集家の減少により、中国切手の買取価格は日に日に下がっています。
もちろんプレミアがつく切手は高値で買取されますが、それでもピークは過ぎてしまったよう。
買取をお考えの中国切手があれば、値が下がりきってしまわないうちの売却をオススメします!


中国切手「毛主席 詩詞(文7)」の買取について


こちらは14種類揃うことは滅多となく、全て揃ったものはプレミア価格で取引されています。
中国切手といえばやはりプレミアですが、中国切手のバブル崩壊に伴い、買取価格も徐々に下がってきているようです。
買取をお考えの中国切手をお持ちの方は、値が下がりきってしまわないうちの早い買取をおすすめします。

こちらの中国切手「毛主席 詩詞(文7)」切手は、
未使用品の完セットであれば、かなりの高値で取引されています。
買取を依頼する際は、きちんと切手の価値を評価してくれる買取業者に鑑定してもらうようにしましょう!



参考サイト


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