記念切手

日本初の記念切手!「明治銀婚」切手

投稿日:   更新日:2018年4月20日

プレミア記念切手「明治銀婚」切手


kokoko (引用:切手収集ことはじめ「わが国の記念切手のはじまり」)

本日は、プレミア切手「「明治銀婚」切手をご紹介します!
明治銀婚切手とは、日本で最初に発行された記念切手。
明治天皇の大婚25周年式典が行われた際、お祝いにと発行された切手となります。
発行日は1894年3月9日、額面2銭と5銭の2種類が発行されました。

2銭切手が赤色の単色印刷、5銭が青色の単色印刷です。
雄雌の鶴と菊花紋章があしらわれており、大変おめでたい図柄となっています。
ちなみに発行部数はというと2銭切手は1480万枚、5銭切手は100万枚が発行されました。
これは当時の時代背景を考えると異例の発行部数です。
しかも2年に渡り発行されたのだから、かなりの人気があったことが窺えますね。

こちらの明治銀婚切手、事前の準備や発行予定はなく、
実は記念切手の発行を希望する新聞投書により急遽発行された切手といわれています。
普通は1か月はかかる原版を、なんと5日間で仕上げたそう。
ちなみに戦前の切手の発行は、今のように毎年発行されるものではなく、数年に1度のペース。
戦後になると毎年発行されるようになり、バリエーションが豊かになりました。


明治銀婚切手の買取価格は・・・?


昭和30年以前の切手にはプレミアがつく傾向があり、買取価格も高いものとなっています。
もちろんヒンジ跡やシミが見られる切手は安くなってしまいますが、それでも額面以上の価格で買い取りされるプレミア切手です。
明治銀婚切手は、2銭と5銭どちらも高い価格で買取されるプレミア切手となっていますが、2種が揃うと価格は更に高くなるようです。

カタログ評価額は、未使用状態の美品であれば2銭が15000円、5銭が22000円となっています。
5銭切手は2銭に比べて発行部数が少ないので、流通量が少なく希少価値が非常に高いのです。
ちなみに2銭は当時の国内向けの郵便料金、5銭は国外向けの郵便料金となっています。




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