記念切手

世界が注目、「東海道五十三次」切手シリーズ

投稿日:   更新日:2018年4月20日

前回は「国際文通週間」について記事にしました。
第一回の発行で歌川広重の浮世絵が採用されたことで、日本の浮世絵文化が切手としても注目されることになりましたね。
このときの図案は、東海道五十三次。
京都の三条大橋を鮮やかに描いた「京師」が採用されています。

今回はもう少し「東海道五十三次」について深く記事に取り上げようと思います。


「東海道五十三次」

国際文通週間 (引用:日本郵便「切手インサイド・ストーリー 第16回 国際文通週間」)

江戸時代、主要パイプとなる5つの街道が整備されました。
その中のひとつがこちらの題材、東海道と呼ばれる道。
東海道五十三次とは、その道上にある53件の宿屋のことだそうです。
広重は1856~1858年、この風景を連作として浮世絵にしました。

歌川広重はゴッホに影響を与えたことでも有名ですよね。
落水荘などの著名建築を手掛けたフランクロイドライトも、彼の浮世絵のファンだったようです。
江戸時代の旅行ブームも相まって、一躍人気絵になった東海道五十三次。
風景画として浮世絵を始めたのは、歌川広重が最初とも言われています。



こちら東海道五十三次が初めて切手に取り上げられたのが1958年。
以前紹介した、国際文通週間の第一回目記念切手ですね。

私は日本郵便のサイトをよく読むのですが、その中の記事でこんな内容が。
今後の国際文通週間の目標は、東海道五十三次の浮世絵全てを切手にすることだそう。
このままのペースであれば、あと数年でコンプリートらしいですよ!



東海道五十三次は、2000年から再び国際文通週間の図案として採用されています。
しかも連続採用のロングラン。とても人気が高いことが窺えますね。
こちら東海道五十三次の切手は、なんと使用済であっても売買されているよう。
次回はその価値について記事に出来たらと思っております。


広重の東海道五十三次は人気が高く、全国各地で限定販売されているグッズも数多くあります。
例として挙げるならば「広重の見た遠州東海道」オリジナルフレーム切手でしょうか。
2012年6月、静岡県浜松市・湖西市の郵便局での限定販売です。

他に広重の浮世絵切手は、写楽、歌麿と同シートで発行された「江戸名所と粋の浮世絵」などがありますね。



参考サイト


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