世界で初めて発行された切手「ペニー・ブラック」
投稿日： 更新日：2018年4月20日
おはようございます！
本日は、世界で最初に発行された切手「ペニー・ブラック」をご紹介します！
切手好きはもちろん、そうでない方にも有名なこちらの切手。
1840年の5月1日、イギリスで発行されました。
世界最初の切手、ペニー・ブラック
（引用：wikipedia「ペニー・ブラック」）こちらが、世界で最初に発行された切手です。
額面は1ペンス、黒インクのみで印刷されていた為「ペニー・ブラック」との愛称で親しまれています。
黒地の切手の為、当時の消印は赤色で押されていたようです。
凹版印刷のこちらの切手、当時のイギリスを統括していたヴィクトリア女王の肖像が描かれており、
大変手の込んだ美しい切手となっております。
手の込んだ偽造防止策
こちらは世界最初の切手となりますが、驚くことに発行当初から偽造防止の方法が数多く搭載されているのです。
凹版印刷という細かい描写が可能な印刷方法を採用し、透かし彫りまで入っています。
こちらのヴィクトリア女王の肖像が図案となっているのも、人物は偽造されにくいからという理由もあったようです。
そのうえ、切手の下部分にはチェックレターという番号が見えにくいように印刷されているという入念ぶり。
このチェックレターという番号は、切手がどの位置に印刷されていたかを示す番号でした。
ペニー・ブラックは1シートが縦に20、横に12という大きなシートで、
順は上からアルファベット順で始まり、縦の一番下部はT、横はLで終わっています。
このチェックレターを採用することにより、同じ番号が複数枚印刷されにくくなるという効果があり、偽造防止に一役買っていました。
ちなみに、この頃には切手の目打ちはまだなく、切手シートにはさみを入れて一枚一枚切り離す仕様でした！
