国宝シリーズ切手「第1次国宝シリーズ」
投稿日: 更新日:2018年4月20日
国宝シリーズ切手「第1次国宝シリーズ」
(引用:Yahoo!オークション 第一次国宝シリーズ 第二集 奈良時代)切手コレクションの中でも人気のカテゴリである、国宝シリーズ切手をご紹介します!
国宝シリーズとは、第一次の国宝シリーズ切手は1967年から69年にかけて発行された、22種完の切手。
こちらの国宝シリーズが発行されたのは、日本が切手ブームに沸いた時代の真っ只中。
時期を同じくして東京オリンピックなども開催され、様々な記念切手を沢山の人々が購入していた時代です。
そんな切手ブームの中発行された切手シリーズが、「国宝シリーズ」。
22種が発行される大型のシリーズということもあって、沢山の人が国宝シリーズ切手を買い求めました。
これまで切手の題材として国宝は多く取り上げられてきましたが、
こちらの国宝シリーズ切手の特徴といえば、何と言ってもその印刷方式にあります。
以前までの国宝シリーズ切手の印刷方式は、凸版印刷か単色刷りの切手しかありませんでしたが
こちらの国宝シリーズの切手は、なんと多色刷りとなっています。
シリーズの中の一部は凸版印刷となっていますが、鮮やかな国宝の図柄に当時の人々は驚きました。
国宝シリーズの中でも最も著名?”阿修羅切手”
こちらの阿修羅切手は1968年の2月1日に発行された、第2集の切手となります。
第二集の題材は、”奈良時代”。興福寺の阿修羅像の他に、東大寺の月光菩薩や薬師寺の吉祥天が図案となっています。
ちなみに話題になった印刷方式をご紹介すると、
阿修羅切手の印刷方式はザンメル凹版、月光菩薩切手はグラビア凸版、吉祥天の切手はグラビア印刷となっています。
こちらの国宝シリーズ、第2集は3種類での発行ですが、3種類揃うと高い価格で買取りされます。
ちなみに発行枚数は阿修羅切手、月光菩薩切手がともに2200万枚。
しかし額面が50円の吉祥天の切手は発行枚数が1000万枚と少なくなっており、
その分流通も少なくプレミア価格で買取りされる切手となります。