特殊切手「源氏物語」一千年紀
投稿日: 更新日:2018年4月20日
先日、源氏物語絵巻の徳川美術館フレーム切手を記事に取り上げました。
鮮やかな絵柄が雅な源氏物語絵巻。
2008年、源氏物語が読まれてから1000年目を記念して、数多くのグッズが発売されました。
本日はその中の1つ、特殊切手「源氏物語 一千年紀」をご紹介します。
特殊切手「源氏物語 一千年紀」
(引用:日本郵便 特殊切手「『源氏物語』一千年紀」等の発行」)源氏物語 一千年紀は、郵便事業株式会社から発行、寛弘五年から一千年を記念した特殊切手。
発行日は平成20年9月22日。
発行部数は2000万枚(200万シート)、切手デザイナーは貝淵 純子さんです。
全10枚からなるこちらの源氏物語 一千年紀。
源氏物語絵巻からは
- 源氏物語絵巻 柏木二
- 源氏物語絵巻 柏木三
- 源氏物語絵巻 鈴虫二
- 源氏物語絵巻 橋姫
- 源氏物語絵巻 早蕨
- 源氏物語絵巻 宿木二
- 源氏物語絵巻 宿木三
- 源氏物語絵巻 東屋一
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こちらの8枚が図案として採用されています。
源氏物語絵巻は、源氏物語が出来てから100年頃経った12世紀前半に描かれた絵巻物のようです。
現存する最古の物語絵巻で、国宝指定されていますね。
10枚のうちの2枚、紫式部日記絵巻からは旧森川家第三段・第四段が採用されています。
紫式部日記絵巻は鎌倉時代後記に描かれました。
こちらの紫式部日記絵巻、現在は全体の25%ほどしか残っていないようですよ。
ちなみにこちらの旧森川家第三段が国宝、第四段が重要文化財に指定されています。
切手の背景に使用されているのは「源氏物語団扇画帖」。
大きな団扇型の絵で、江戸時代前期に描かれたのではないかと言われているものです。
計54枚のうち、名場面「若紫」が採用されています。
源氏物語団扇画帖は、当時新出かつ未公開の絵でした。
(引用:日本郵便 特殊切手「『源氏物語』一千年紀」等の発行」)
こちら源氏物語 一千年紀切手は、見開きの切手帳とともに発売されましたね。
切手帳の発行部数は5万部。内側には、図案の説明が記載されています。
さすが一千年紀、豪華な図案が勢ぞろいですね。
参考サイト