逓信記念日 制定切手をご紹介します
投稿日: 更新日:2018年4月20日
切手趣味週間とは、切手の収集のため制定されている1週間。
1947年から毎年特殊切手が発行され、最近では関連した切手イベントなども多く開催されていますね。
切手趣味週間から発行された有名プレミア切手としては、「見返り美人」や「月に雁」などが有名ですね。
切手趣味週間の開始日は4月の20日。
どうしてこの日に開始されることになったかというと、その日は「郵政記念日」となっているから。
日本でそれまで利用されていた飛脚制度が廃止され、郵便制度が始まったことを記念して制定された日です。
さて、今回は4月20日の「郵政記念日」を記念して発行された切手、「逓信記念日」切手をご紹介します!
「逓信記念日制定小型シート」切手
(引用:切手専門店マルメイト「1934年 逓信記念日制定小型シート」)
逓信記念日を記念して、4月20日から27日まで逓信文化展覧会が開催されました。
こちらの会場で限定発売された切手が、今回ご紹介する「逓信記念日」切手です。
ちなみに逓信記念日切手は、日本で初めての小型切手シートとなっています。
その時代、評判の良かった航空郵便の切手4種類を小型シートにひとまとめにして発行したものです。
図柄自体は昭和の4年10月に発行された切手をそのまま採用しています。
こちらの切手は大変時間と手間をかけた印刷方法がなされ、
用紙は着色繊維すきこみ白紙を採用、印刷方法は当時としては思い切った凹版印刷とオフセット1色をプラスと
当時としてはかなり贅沢な切手だったことが窺えますね。
発行日は1934年、発行部数は2万枚で
額面はそれぞれ77銭でした。
こちらの発行部数は当時でも多くない枚数でしたが、それでも大幅に売れ残ってしまったよう。
切手収集が一般的でなかったのに加え、大々的に発売をアピールせず知名度低かったというのもあります。
そこで販売対象が切手収集家や一般人から、切手商などに急遽変更。
かなりの数が海外にも出回ったようです。
逓信記念日の買取価格
逓信記念日切手、こちらは今ではかなり高額で買取されるプレミア切手。
未使用で美品状態であれば35万円ほどの価格がつくそうです。
評価額としては、初日カバー評価価格で34万円。
流通量が少なく、今ではほとんど目にすることがないプレミア切手だそう。
お家に逓信記念日切手が眠っているという方は、一度買取店にて査定だけでもしてもらうと良いかもしれません!