手彫り切手の高価買取のコツは?
手掘り切手は、切手専門店においても査定額の基準に迷ってしまうほどに、奥の深いもの。
その手掘り切手の価格の基準項目の一つに、”余白”があります。
かつて手作業にて製作されていた切手ですので、その見た目や状態もバラバラ。
一枚一枚が非常に個性豊かで、コレクション性豊かな切手となります。
(引用:wikipedia「竜切手 竜文切手48文」)
まず竜文切手のコンディションにおいては、4辺ともに十分な余白があるか、そしてそのバランスの均整なども査定項目に含まれます。
非常にバランスが良いとされ高値がつきやすいのは、4辺ともにバランスがとれていて均整なもの。
その次に評価が良く美品状態となるのは、1辺ないし2辺がやや狭く偏っているが、見た目には満足できる幅があるかどうか。
そして普通品となるのは、1辺から2辺が面のぎりぎりとなってしまっており、見た目にも偏りのあるもの。
しかし切れ込みはなく途切れていないものは、普通品との評価となります。
2級品となってしまうものは、印刷面に切れ込みが入ってしまっており、途切れているものです。
(引用:wikipedia「竜切手 竜銭切手2銭」)
竜銭切手は、目打ちのある切手。そのため、龍文切手とは項目が少々異なります。
極めて良いコンディションと判断されるのは、目打ちが印刷面に食い込んでいないもの。
目打ちに2~3個欠けがあったとしても、十分に美品と判断されます。
そしてその次に美品として判断されるのは、切手の1つの目打ちが少し印刷面に食い込んでしまっているもの。
目打ちに少々欠けはあっても、全体的に見栄えが良ければ美品として判断されます。
普通品としての判断としては、2辺の目打ちが印刷面にかかってしまい、しかし食い込みが浅いもの。
目打ちの山にも欠けがかなり見受けられるようであれば、普通品としての判断となります。
そして2級品と査定されるのは、2辺の目打ちが印刷面にかかってしまっており、その食い込みも深いもの。
見た目がアンバランスであれば、2級品と判断されると思っていても良さそうですね。
竜銭切手に使用されている紙は非常に薄く、さらに経年による劣化でもろいものとなります。
加えて目打ちの工程も現在と違い、古く原始的な方法ですので、殆どの切手のコンディションは良くないものとなりますね。
その中でも美品のものには高い値段がつきやすく、相場も比例して高いものとなります。
手掘り切手の買取であれば、少し手を止めて、切手のバランスも観察してみてくださいね。