切手買取、現在の価値は?
投稿日: 更新日:2018年4月20日
私の父の趣味は切手収集。何十年も続けているので、どうしても重複して集まった切手が場所をとってしまいます。
そのため今までに数回、切手の買取を依頼したことがあります。
切手買取は現在二束三文だと聞いていたので覚悟はしていたのですが…
切手は元々の値段がそんなに高いものではありませんもんね。
普通切手シートであれば、取引額は元の価格の80~90%ほどでしょうか。
額面が高くなればなるほど、通常は比例して買取額も大きくなりますね。
バラ切手であれば40~80%、記念切手シートであれば40~85%ほどが相場のようです。
しかし、その中でも額面以上の価格で取引される切手があります。
通称「プレミア切手」と呼ばれ、高額で買取してもらえるのは勿論、保存状態によってはさらに高値が臨めるのです。
今までの記事の中でも、「見返り美人」や「月に雁」など、いくつかご紹介してきました。
プレミア切手「見返り美人」「月と雁」
(引用:日本郵便「切手インサイド・ストーリー」)プレミア切手は、バラや使用済みであっても買取してもらえます。しかしシートの方が高値がつくのは言わずもがな。
値段も買取店によって本当にバラつきがあります。
では、どのような切手が高額で取引されるのかというと…
まずは言わずもがな、保存状態。
折れやヤケ、ひんじ跡がある場合などは美品状態に比べて価値が下がってしまいます。
ちなみにひんじとは、1885年にドイツ人のH.Jダウトが開発し、和訳「切手の蝶つがい」と名付けました。
切手がきっちり固定されるので重宝しますが、どうしても糊が残ってしまうのが困りもの。
趣味の収集であれば重宝しますが、買取を考えているのであれば避けたほうが良いでしょう。
切手が未使用で綺麗な状態で保管されていれば、ベストな買取額を提示してもらえます。
しかしプレミア切手でなく通常に出回っている切手で、使用済みで消印があっても、高値で取引されるケースがあります。
押されている消印にプレミアが発生している場合などですね。
ジャンルでは広告消印の収集が世界的に最も有名なのではないでしょうか。
消印が真ん中に押される「満月消し」などの言葉は聞いたことがあるのでは。
切手を収集する方の中でも消印に特化した収集方法をとっている方がいますので、探せば買取ってくれるところがあるかも知れません。
しかし間口が狭いジャンルですので、消印にプレミア価値がつく場合は切手買取業者よりもオークションの利用をおすすめします。
切手収集ブームは去ったといわれる現在…
親から切手帳を譲り受けた、押入れから古切手が大量に出てきたなどで、買取を依頼する方は増えてきているようです。
切手の買取額は、お店によって本当にバラバラ。
価格がイマイチの買取店もあれば、私自身も予想していなかった高値で引き取ってくれるお店もあります。
オススメのショップなど、機会があれば紹介できたらな~と思っています!