「ペニー・ブラック」第二弾!
投稿日: 更新日:2018年4月20日
先日ご紹介した、世界最初の切手「ペニー・ブラック」。
額面は国内で1ペンスと定められました。
世界で最初に発行された切手
(引用:wikipedia「ペニー・ブラック」)
こちらの切手の発行は、イギリスの郵送制度の発案者、ローランド・ヒル氏による提案から始まりました。
当時、全国の郵便料金はバラバラでしたが、こちらの1ペンス切手を発行することにより額面を一律に定めることが出来たのです。
どうして女王の肖像が図案として採用されたかというと、
こちらの肖像、実は当時大変人気のあったメダルに描かれていたもの。
ウィリアム・ワイオン作のメダルで、当時話題の品物でした。
そして、その肖像をあしらって発行された、こちらのペニー・ブラックも勿論好評。
それからイギリスは女王や王の肖像を切手に採用することがしきたりとなり、現在も続けられています。
ペニー・ブラックの豆知識
イギリスは世界で最初に切手を発行し、他の国のものと混ざる心配はありませんでした。
そのため切手には国名を表記せず、女王の顔を名刺代わりとしたのです。
今もイギリス切手には国名の表記がありません。
当時は切手の発行に合わせるため、12台もの印刷機を使用し、一日におよそ50万枚も印刷したそうです。
初めての切手の発行だったので好奇心も手伝い、初日には60万枚も売れたそう。
(引用:wikipedia「ペニー・ブラック」)
こちらのペニー・ブラックは黒いプリントの為、当時の消印の色は赤。
しかし赤色のインクはイタズラで消されやすく、再利用されやすかった為次の切手の発行からは赤色に代わり、消印インクの色は黒となりました。
ペニー・ブラックは当時多くの人々が買い求めたため現存はしていますが、切手好きの間では人気が高く、今でも高額な値段で取引されています。
消印付きで1枚が20000円、未使用品であれば10~50万で売れるようですよ!