切手買取の際、最も気になるのはやはりその価格。
押入れなどから出てきた大量の切手を売るときなど、総額がいくらになるのかワクワクしますよね!
切手買取において、切手カタログの評価額を参照する方も多いのではないでしょうか。
切手カタログとは
(引用:公益財団法人日本郵趣協会「さくら切手カタログ」)
切手カタログは毎年発行されており、有名なものでは「さくら日本切手カタログ(日本郵趣出版)」や「日本切手カタログ(日本郵便切手商協同組合)」などがあります。
こちらの2つは日本切手に特化した切手カタログで、ジャンルも特殊切手や記念切手などに分かれ、わかりやすく掲載されています。
ちなみに掲載されているのは日本切手のみの為、中国切手や外国切手は掲載されていません。
例えば中国切手の情報が知りたい場合は「JPS外国切手カタログ」の新中国切手カタログなどを参考にすると良いでしょう。
切手カタログには基本、過去に発行された全ての切手が載っていますので、切手収集において欠かすことの出来ないアイテムです。
切手カタログには発行日、発行部数や印刷方式、額面などの他に「評価額」なるものが掲載されています。
これは切手の持つ価値を円単位で示しており、切手交換などの際の指標になります。
評価額=切手の買取価格ではないのです…
しかしこの評価額がそのまま切手買取の際の買取額になるとかというと、そうではないのです。
切手買取店の場合は、評価額だけでなく市場価格も参考にして、そして切手の状態なども考慮し買取額を決定しています。
切手カタログに掲載されている評価額は、切手の価値を知りたいときには非常に便利な指標となりますが
切手買取の際には参考程度に留めておくほうが良いと思います。
ちなみに最近の日本切手の相場が下がってきているのは、切手の発行部数の増加が原因といわれています。
市場に同じ切手が沢山出回っていますので、自然と希少価値が低くなり価格も下がってしまうのです。